性感染症(STD)

STD(性感染症)とは性行為で感染する病気のことです。STD(性感染症)は飲み薬だけでは治らないケースが増えています。
予防は、コンドームの使用が効果的です。ただし、オーラルセックスでも性病は感染してしまいます。最近では風俗店での感染が非常に多く見られます。オーラルセックスにおいてもコンドームの使用をお勧めいたします。

淋菌性尿道炎

淋菌は非常に弱い菌ですから、室温で乾燥したり、高温や低温になったり、酸素にさらされるとすぐに死にます。つまり粘膜から粘膜への直接の受け渡しがなければうつりません。

症状

男性は尿道から大量の黄色いうみが出ることが特徴的です。
排尿時に尿道に焼けるような痛みがあります。女性は腟炎や子宮頸管炎となり、オリモノが増加しますが、自覚症状は出ません。
感染してから2〜10日で症状が出ます。

治療

抗生物質の投与で簡単に治癒します。
しかし最近、薬剤耐性の淋菌が増加しているので最初の薬(たとえばキノロン薬など)が無効で2〜3日で症状が改善してこない場合があります。このようなときには再度受診し薬を別系統のものと変更してもらう必要があります。
薬をのみ始めて2〜3日すれば淋菌の感染力は低下します。

クラミジア尿道炎

クラミジア・トラコマチスというウイルスと細菌の中間のような病原体で起こります。眼のトラコーマと呼ばれていた病原体と同じ種類の菌です。

症状

感染機会後3〜7日で尿道が痒くなり、下着にシミを付けます。しかし排尿時の痛みはありません。
女性は腟クラミジアとなりますが、症状はありません。

治療

抗生物質を2週間投与します。性器のクラミジア感染症が進行すると、男性では副睾丸炎や前立腺炎となり、女性では卵管炎などの骨盤内炎症性疾患となり、下腹部痛が持続します。
この段階まで進むと将来、不妊症になる可能性が高くなります。

梅毒

梅毒の病原体は、性行為によって皮膚や粘膜の小さな傷から感染します。また、唾液や血液などからも感染する可能性があり、オーラルセックスでの感染も気を付けなければなりません。

症状

梅毒の症状は、第1期から第4期に分類されます。
第1期(感染から約3ヶ月)は、赤いシコリや腫れ物ができます。
第2期(感染後3ヶ月〜2年くらい)は、病原体が全身に広がる時期。発疹や発熱、頭痛、だるさなどの症状が現れます。
第3期(感染後2年〜3年以降)は、感染後、2年〜3年を過ぎると、硬いしこりやゴムのような腫れが出て次第に大きくなります。
第4期(感染後10年以上)は、神経をおかす事になり、全身の麻痺、精神錯乱、大動脈瘤などの症状が現れます。

治療

点滴、内服での抗生物質の投与で治ります。

コンジローム

ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)によって起こる感染症で、性器の接触によって感染するイボのようなものです。 尖圭コンジローマはHPVの6型、11型で起こる良性腫瘍です。

症状

亀頭や陰茎の皮膚に粟粒大〜米粒大のピンク色で先がとがったギザギザした軟らかいできものが多数できます。 特に痛みやかゆみはありませんが、ひっぱったりすると血が出ます。

治療

5-FU軟膏を塗ったり、液体窒素で凝固して取ったりしますが、しばしば再発します。女性では腟の中にできることがあります。この場合は軟膏で治療します。